光の建築

アルベルト・カンポ・バエザ(スペインの建築家)による作品の紹介幾つか。
今月に入ってからこの本を眺めている。写真が面白そうなので早々に買ってみたのだが。

タイトルに、「Idea, Light and Gravity」とある。私には何やら建築写真より写真そのものに意味がありそうな。
大いに満足したとは言えないが建築よりも写真として、「これはいいなぁ」、と感じるのが幾つかあった。表紙もその一つ。

彼の作品ははじめて見るがタイトルにある「光と重力の概念」がこんなにシンプルに表現されるとは、と感心。
採光窓が何気なくも大胆に配置されていたりで実は相当な計算も感じ、いささか疲れるかな、なんて・・・。

ところで、以下の住宅は私の友人の建築家・橋英夫氏によるものだが彼も光採りの名人と私は評価している。
参考までに二つばかり・・・・・
MN邸。鉄筋コンクリートによる壁式構造がこのような大開口を実現したともいえる。因みにこの床は二階部分。


SN邸。こちらは鉄骨造。上と同じく大きな窓に不要な力がかからないように強固なブレースが大壁に隠れている。


いずれの住宅もこの大きな採光窓がその家のあり様(意志)を示していて、ただ明るければよいということではない。
家にこもるとか外と遮断するという意味では「暗」が必要であり、逆に外と交わるという意味では「明」が必要になる。
すなわち、外から入り込む光(太陽光だけを意味しない)をどう家に導くか、また遮断するか、まさに光の概念だ。
バエザの建築は果たして参考になるか・・・。

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この記事へのコメント

サイトウ
2019年09月16日 17:20
こんにちは。突然のご質問とコメントにて失礼をいたします。
こちらの本ですが、表紙カバーを取り去った場合に、背表紙(本のタイトルが書かれてある側面部)のほうは真っ白な感じでしょうか?
ご教授いただけますと大変助かります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ダン
2019年09月16日 21:19
サイトウさん、こんばんは。
お尋ねのこの書物ですが、カバーをとると全体薄いグレー、勿論背表紙も。
そして白抜きで本のタイトルが背表紙共に英文のみで表記されています。
久しぶりに本棚から懐かしく手に取ってみました。いい写真集です。
サイトウ
2019年09月16日 21:59
こんばんは。ご連絡誠にありがとうございました!
こちらは初版とそうでないものとで違いがあるのでしょうか?現在は廃盤のようなのですが、もしご存じでしたらお教えいただけましたら幸いです。
ダン
2019年09月16日 22:40
サイトウさん、こんばんは。
私のは初版第一刷、要するに出たばかり一ヶ月後に買いました。
その後の事は分かりません。え、絶版になっているんですか?
詳しくなくて申し訳ないです・・・。
サイトウ
2019年09月17日 00:29
夜分に失礼いたします。とんでもないです。
度々のご連絡にご返答いただき、感謝いたします。
ありがとうございました。<(_ _)>